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涙壺と携帯電話

高さが6cmほどの小さな壺があります。子どもの頃からですからもう40年以上も持っていることになります。

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父親が骨董好きで他の家にはないような古い物に囲まれていました。手回しの蓄音機や氷を入れて冷やす木製の冷蔵庫、大名家にあったような置時計、鎧具足一式などなど、今ログで使っている船箪笥などももらってきた物です。可愛い壺は雛道具かと思い、当時父に何に使ったのかと聞いたところ「尼寺で涙を集めた涙壺」だとのこと、骨董品に関する父のうんちくはこども心にもあやしく眉つばモノでしたが面白いと思ったのかずっとこの小物を持ち続けています。

用途は野の花を摘んでつかの間食卓を飾るため、ひとときのもてなしの心を表わすための花瓶です。

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ところが涙壺というものはホントにありました。NHKBSかBBC地球伝説で見たのですが、中東の国で半年以上も夫婦が離れ離れで男達はキャラバンを組んで旅をしていた頃、妻達は夫の安否を気遣い、寂しさや不安のsweat02だったのでしょうか、昔語りをする手には20cm位の口元が漏斗状になった瓶がありました。涙を集める壺が不要になったのは携帯電話mobilephoneの普及によるものらしいです。固定電話は普及していないのでないけれど、男達は仕事で遥かな地にいても携帯で連絡を取ることができ、稼いだお金の送金も携帯でできるようになったとか・・・涙壺は過去の遺物になったのですね。

携帯をはじめパソコンなどがもたらした変化ははかり知れないものがあると感じます。BSのニュース番組で先日若くして世を去ったスティーブ・ジョブズ氏の2005年スタンフォード大学卒業式でのスピーチ約15分ほどを通して聴くことができました。断片的には示唆に富む名言を知っていましたが、深い言葉の数々に改めて感動しました。人生は長さではないけれど惜しまれる方、どうぞ安らかに・・・

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